歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしり・食いしばり治療について

当院の歯ぎしり・食いしばり治療は、マウスピースを装着して歯ぎしりを予防する治療と、咬筋にボツリヌストキシンという薬剤を注射で注入し、咬む筋肉の動きを弱める治療の二種類を行っております。

マウスピースについて

上顎にマウスピースを就寝時装着することで、就寝時の歯ぎしり・食いしばりを予防します。型取りをし、完成までおよそ1~2週間ほどかかります。


費用

マウスピース:約3,000円(保険負担 3割の場合)


ボツリヌス治療とは?

ボツリヌス治療は筋肉に天然のたんぱく質を注射することで、筋肉をリラックスさせて歯ぎしり・食いしばり・ガミースマイル等の改善を行う治療方法です。


ボツリヌス治療適応箇所

咬筋

咬む筋肉にボツリヌストキシンを注入することで、歯ぎしり・食いしばりの改善が期待できます。


ボツリヌス治療による効果

・筋肉を弛緩させる作用(咬筋への注入による歯ぎしり・食いしばり改善効果など)
・しわの抑制作用
・汗の抑制効果


作用期間

筋肉の縮小効果は、通常投薬後、数日~数週間を過ぎた頃から実感され始めます。
ボツリヌス治療の作用期間は3~4ヶ月ですので、効果が薄れるこの時期に次の投与を行うことが推奨されます。
まれにボツリヌストキシンに対する抗体をお持ちの場合(1000人に1~2人くらい)、効果の減弱や作用期間の短縮などが認められます。


副作用、合併症

・注射針による内出血
・筋肉の収縮抑制に伴う違和感、筋肉の減弱作用
・ごくまれに発熱、吐き気、頭痛(約0.5%)


注意事項

・妊娠中、授乳中の方への投与は出来ません。
・基礎疾患をお持ちの方は、事前に担当医にお伝え下さい。
・念のため、ボツリヌストキシン注入治療前後、3ヶ月以内の妊娠は避けて下さい。


よくあるご質問

Q ボツリヌス治療の副作用はありますか?
A 個人差はありますが、治療後数日間は軽い頭痛や注射した部分に少し痛みが残る場合などがあります。
Q 治療時間はどれくらいですか?
A 診療から注射まで15分くらいのごく短時間で終わります。
Q 効果はどれくらい続きますか?
A 個人差がありますが、治療後2~3日で効果を実感してくるようになり、その後3~4か月程度は、効果が持続致します。

費用

ボツリヌストキシン注入治療:30,000円