小児歯科

子どもの歯ぎしりについて

子どもの歯ぎしりイメージ

基本的には歯ぎしり自体大きな問題となることはありません。

歯の生え始めや乳歯が抜けて永久歯が生えてくる年頃に、かみ合わせの調整やスペースを確保するために無意識に行っているものであり、成長とともに症状が改善されるケースが多いです。

ただし、6歳を過ぎても歯ぎしりが続いているようであれば他の原因が考えられますので歯科医への相談や自宅でのケアをおすすめします。


★歯ぎしりの主な原因は、かみ合わせとストレスによるものです。また、歯が生え始めたことで起こるむず痒さの解消やあごの筋肉を鍛えているという理由もあります。

自宅で出来る対処法

食べ物をよく噛ませるイメージ

食べ物をよく噛ませる

あまり噛まずに食事をする子供ほど、歯ぎしりが多くみられる傾向にあります。食事中はテレビを消してゆっくりと会話しながら食事を楽しむ環境を作ったり、「ひとくち100回噛む」などの具体的な目標を持たせながら、よく噛んで食事をする習慣をつけましょう。

正しい姿勢イメージ

正しい姿勢にする。寝るときの向きを変える。

背中を丸めた姿勢が続くと首の前方の筋肉が緊張し、口が開けにくくなり顎関節の働きが悪くなります。頬杖やイスに深々ともたれるような体制は特によくありませんので、立っている時だけではなく、座っている時の正しい姿勢を子供に教えましょう。うつ伏せや横向き寝も顎の位置がずれる原因になるので仰向けで寝るのがおすすめです。

リラックスできる環境イメージ
リラックスできる環境を作る

大人と同じく生活環境や交友関係等の精神的ストレスによる場合もあります。悩みや不安な気持ちから睡眠が浅くなっていたり、悪夢を見たりすることで歯ぎしりが起こると言われています。睡眠時の歯ぎしりが続くようなら、普段からお子さんのメンタル面にも注意を払い、家庭ではリラックスできる環境を整えてあげることが必要です。